日本神話に登場し、「道開きの神」として古くから信仰を集めているサルタヒコさん。
そんなサルタヒコさんですが、一体どのような神様で、どんな神話が伝えられているのでしょうか。
そこで今回は、
- サルタヒコさんとはどんな神様なのか
- 天孫降臨でニニギさんを導いた道開きの神の神話
について詳しく見ていきましょう。
サルタヒコとはどんな神様?

日本神話の中でも特徴的な姿で描かれ、重要な役割を果たしているサルタヒコさん。
そんなサルタヒコさんですが、一体どのような神様なのでしょうか。
サルタヒコさんは、「道をひらく神」「道案内の神」として知られる日本神話の神様でした。
『古事記』では「猿田毘古神(さるたびこのかみ)」、『日本書紀』では「猿田彦神」と表記されます。
サルタヒコさんの最大の特徴は、その独特な姿です。
鼻が非常に長く、身長も高く、口や尻が赤く、目が鏡のように輝いていたと描写されています。
この威容ある姿は、天孫降臨の際にニニギノミコトさんたちを驚かせるほどでした。
サルタヒコさんという名前の意味については、さまざまな解釈があります。
「サルタ」を「先導する」「道を示す」と関連づける説などがありますが、語源については確定していません。
また、特徴的な姿から、古代の道祖神や境界の神との関連を指摘する説もあります。
神話上のサルタヒコさんと、後世の民間信仰が融合しながら、現在の「道の神」というイメージが形成されていったと考えられています。
サルタヒコさんを祀る神社として特に知られているのが、三重県伊勢市の猿田彦神社です。
猿田彦大神を主祭神とし、道開きの神として広く信仰されています。
また、全国にはサルタヒコさんを祀る神社が数多くあります。
天孫降臨でニニギを導いた『道開きの神』の神話!

道案内の神として多くの人々に信仰されているサルタヒコさん。
そんなサルタヒコさんですが、天孫降臨ではどのような役割を果たしたのでしょうか。
サルタヒコさんは、天孫降臨の際にニニギノミコトさんが地上へ向かう道を案内する役割を果たしました。
天照大御神さんの孫であるニニギノミコトさんが高天原から地上へ降りるとき、天の八衢(あめのやちまた)に、ひときわ異彩を放つ神が現れます。
その神がサルタヒコさんでした。
その威容から、ニニギノミコトさんたちも進むことができず、アメノウズメさんがサルタヒコさんの正体と目的を尋ねることになります。
サルタヒコさんと深い関係を持つ神が、アメノウズメさんです。
アメノウズメさんはサルタヒコさんと対面して、その正体を確認しました。
その後、サルタヒコさんは伊勢の地へ向かい、アメノウズメさんもサルタヒコさんの名を受けて「猿女君」と呼ばれるようになったと伝えられています。
この二柱は、天孫降臨神話における重要な組み合わせです。
サルタヒコさんには、道を開く、道案内をする、新しい旅立ちを助ける、境界を守る、災いを遠ざける、人生の進路を示すといった意味が重ねられています。
特に「これから新しい道へ進む」という場面と相性のよい神様です。
日本神話の中でも、自ら主役として国を治める神というより、重要な人物を目的地へ導く神という独特の立場を持っています。
そのため、後世には道開き、道案内、交通安全、旅の安全などを守る神として信仰されるようになりました。
人生の進むべき道を示してくれる神として、「道ひらきの神」という意味でも親しまれています。
まとめ
サルタヒコさんは、「道をひらく神」「道案内の神」として知られる日本神話の神様でした。
天孫降臨の際には、ニニギノミコトさんが地上へ向かう道を案内する重要な役割を果たしました。
これからもサルタヒコさんの神話が多くの人々に語り継がれていくことを願っています。
それではありがとうございました。

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