自ら志願した開幕初戦!尻無濱航、オーラス親跳満の一撃で掴んだ鮮烈デビュー!

 Mリーグ2026-27シーズンが開幕し、全国の麻雀ファンが熱視線を送る中、早くも今期最大となるであろうドラマの1つが生まれた。

 2026年9月15日(火)、開幕2日目の第1試合。KADOKAWAサクラナイツの今季初戦の卓上に姿を現したのは、今年のドラフト会議でサクラナイツから1位指名を受けて入団したルーキー・尻無濱航(しりなしはま わたる)だった。

 大舞台のプレッシャーがかかるチーム初戦。だが、彼は自ら「初戦に行かせてほしい」と志願してこの打順に立ったという。その言葉通りの勝負強さと度胸を存分に見せつけ、オーラスの大逆転劇でMリーグデビュー戦初トップを掴み取った。

出合頭のぶつかり合い!一歩も引かない混戦の序盤戦

出典 X.com

 対局相手は、二階堂亜樹(EX風林火山)、鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)、醍醐大(セガサミーフェニックス)という、実績・経験ともに申し分ないMリーグのトッププロたち。

 東1局、尻無濱は亜樹に8000点を放銃する苦しい立ち上がりとなったが、浮足立つ様子は一切見せなかった。東2局2本場には見事な判断で5200点(直撃)をアガり返して前線へ復帰。さらに南2局には4巡目の先制リーチを結実させ、1300・2600のツモアガリで一時トップ目に躍り出た。

 しかし、百戦錬磨のベテラン勢も黙ってはいない。南3局、醍醐が起死回生の倍満(4000・8000)をアガりきり、尻無濱をかわして一気にトップ目へ浮上。

 トップ目の醍醐を追う格好で、勝負は運命のオーラス(南4局)へと突入した。

歓喜の瞬間!オーラスで炸裂した親跳満「6000オール」

出典 ABEMA

 南4局、ラス親を迎えた2着目の尻無濱(持ち点24,900点)は、トップの醍醐を逆転すべく着実に手を育てていく。

 7巡目、醍醐がダマテン(6筒・9筒待ち)を入れ、アガれば即トップ確定という絶対絶命のピンチが訪れる。山に残されたアガリ牌の数も含め、一見すると醍醐の逃げ切りが濃厚に見えた局面だった。

しかし8巡目、尻無濱にテンパイが入る。待ちは2筒・5筒。彼は迷うことなく「リーチ」を宣言した。

命運を分けるめくり合い。その直後の9巡目、尻無濱のツモ牌は——「5筒」。

 「一発・ツモ・リーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ1」。さらにめくった裏ドラが1枚乗り、打点は6000オール(跳満)へ昇華!

 この劇的な一撃で持ち点を44,900点まで伸ばし、一気呵成に醍醐を逆転。続く1本場をしっかり流局で締めくくり、自らの手で大金星となるデビュー戦勝利を手繰り寄せたのだった。

「外資系サラリーマン雀士」が描く、サクラナイツの新たなストーリー

 日本プロ麻雀協会10期生としてプロ入りし、本業では外資系機械メーカーの営業職を務めるという異色の経歴を持つ尻無濱。愛される天然キャラクターでありながら、チームの先輩・堀慎吾から授かった二つ名「ついてこい俺の麻雀(ヴァース)」の通り、卓上では圧倒的な勝負強さと度胸を見せた。

自ら志願して挑んだ開幕初戦というプレッシャーの中で、土壇場のオーラスに引き当てた鮮烈な親跳満。

 サクラナイツに現れた期待のルーキーが、今期のMリーグにどのような旋風を巻き起こしてくれるのか、今後の戦いからも目が離せない。

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