2026-27シーズンでプロ麻雀リーグ「Mリーグ」への初参戦を果たしたセガサミーフェニックスの佐野ひなこ選手。大きな注目を集めたデビュー節(9月21日〜22日の同一節日程)において、第1戦を苦しみながらも土壇場で3着にまとめた佐野だったが、連闘・あるいは同一節で臨んだ自身通算2戦目(9月22日・第2試合)は、Mリーグの猛者たちが仕掛ける猛攻を全身に受ける過酷な一戦となった。
第2戦の対局結果(成績)

- 1位:中田花奈(BEAST X) +89.3pt 麻雀ウォッチ他 1 件
- 2位:滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部) ▲1.8pt キンマweb他 1 件
- 3位:仲林圭(U-NEXT Pirates) ▲27.3pt Mリーグ
- 4位:佐野ひなこ(セガサミーフェニックス) ▲60.2pt Mリーグ
第2戦(9月22日・第2試合)の対局内容と展開

【対局メンバー】
- 東家: 滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
- 南家: 仲林圭(U-NEXT Pirates)
- 西家: 中田花奈(BEAST X)
- 北家: 佐野ひなこ(セガサミーフェニックス)
1. 序盤からトップ目・中田花奈が爆走
東1局、西家の中田花奈選手が8巡目リーチから2000・4000をツモアガり先制。続く東2局でも中田選手が一発ツモ(3000・6000)を決め、早々に独走態勢を築く展開に。北家スタートの佐野選手は、この圧倒的な横移動のペースに加担できず、我慢の展開を強いられた。
2. 南3局に訪れた「カナカナタイム」の洗礼
圧巻の場面となったのは南3局。親番を迎えた中田選手は勢いをそのままに親リーチを敢行。打点を求めて押し返したい佐野選手だったが、中田選手の当たり牌を捕まえ放銃。裏ドラが2枚乗ったことで7700(+本場分)の大きな失点となり、一気に点棒を削り取られる格好となった。
その後も中田選手が本場を重ねて5本場まで連荘する「カナカナタイム」が炸裂し、佐野選手は手牌が苦しい状態のまま押し込まれ、南4局を迎える時点でラス目(4着)に固定される形となった。
3. 南4局のオーラスと結果
南4局5本場、2着争いを演じていた3着目・滝沢選手が2着目・仲林選手から直撃を奪うなど、上の着順争いも激化。佐野選手も手牌をまとめて反撃の機会を伺ったものの、追撃の決め手となる打点やスピードを揃えられず流局・終局。そのまま無念の4着(▲60.2pt)でゲームセットとなった。
第3者視点から見えた佐野ひなこの課題と収穫
第1戦では瀬戸熊直樹選手の強烈な連荘(クマクマタイム)に苦しめられながらも、オーラスに満貫をあがって意地のラス回避を見せる勝負強さを見せていた。
しかしこの第2戦では、タレント出身の先輩プロでもある中田花奈選手の高打点連発に押し切られる形となった。トッププロ相手のスピード感や、相手の勝負手に対する繊細な押し引きの判断において、Mリーグというトップ舞台の洗礼を全身で受けた格好だ。
ドラフト指名時には「力不足は重々承知の上。未熟ですが全身全霊で挑む」と決意を語っていた佐野選手。初陣の2戦(3着・4着)はほろ苦い船出となったが、実戦を通じて得た手応えと洗礼を糧に、今後のレギュラーシーズンで「最高位戦プロ」「セガサミーフェニックスの一員」としてどのように進化していくのか、その成長ストーリーに注目が集まっている。

コメント