Mリーグ2026-27シーズン、U-NEXT Piratesに電撃復帰を果たした「初代・11代天鳳位」朝倉康心選手。
ドラフト再指名を経て臨んだ今シーズンの序盤戦において、朝倉選手が見せた粘り強い戦いぶりと勝負所での打牌選択は、多くの麻雀ファン・Mリーグファンの熱い視線を集めています。
復帰後、注目を集めた対局(レギュラーシーズン第2戦登板)における激闘の模様と、勝敗の暗雲を振り払った分岐点、そして朝倉選手ならではの見どころを第三者視点から客観的に徹底解説します。
1. 試合の展開:苦境からの大逆転劇

対局序盤は、他家からの先制リーチや親の加点に押される展開が続き、朝倉選手にとっても非常に厳しいスタートとなりました。
東3局1本場には、萩原聖人選手(TEAM RAIDEN)への放銃により親満貫(12000点)を献上する形となり、一時的に箱下に迫る厳しい4着目に転落します。
しかし、ここからの粘りと打点構想力こそが、オンライン麻雀界の頂点「天鳳位」を二度極めた朝倉選手の真骨頂でした。
運命の東4局:手手順へのこだわりが結実した「倍満ツモ」
東4局、4着目で迎えた朝倉選手の手牌はドラと赤ドラが絡む手構成。ここで安易なアガリに向かわず、対子落としを挟みながら丁寧に高打点へと手手順を組み上げました。
果敢に追いついた親・日向藍子選手(渋谷ABEMAS)の仕掛けをかわし、見事に「立直・ツモ・タンヤオ・ドラ2・赤2・裏ドラ1」の4000・8000(倍満)を成就。この一発で一気にトップ戦線へと浮上しました。
2. 勝敗を分けた3つのポイント

麻雀の勝敗は紙一重の選択で決まります。この対局で朝倉選手が勝利を引き寄せた勝因は、主に以下の3点に集約されます。
- 妥協なき「高打点構想力」 厳しい展開の中でも小細工に走らず、満貫・倍満クラスの決定打を狙い澄ます構想力を発揮。東4局の倍満は、目先の形式テンパイではなく高打点を強く意識した一連の手順が生んだ好珍プレーと言えます。
- 連荘を決定づけた親番での押し切り(南2局) 南2局の親番では、先制リーチを打った浅見真紀選手(赤坂ドリブンズ)に対し、危険牌を「空切り」して追っかけリーチを打ち切る強気の決断を披露。見事に5800点(2本場)を加点し、トップ目を盤石なものとしました。
- オーラスで見せた完璧なゲームまわし トップ目で迎えた南4局1本場では、役ありの手牌をきっちりダマテンに構え、他家の反撃の隙を与えずにツモアガリ(2000・4000は2100・4100)でゲームを締めくくりました。押し引きのメリハリが完全に噛み合った局と言えます。
3. 今後の見どころと期待
| 注目ポイント | 解説 |
| パイレーツ伝統の「デジタル」と「進化」 | 小林剛選手らとともにパイレーツの初優勝を支えたデジタル麻雀の祖が、復帰を経てより力強く進化。 |
| 繊細な押し引きと高い守備力 | ネット麻雀仕込みの緻密な確率計算と、リスクを最小限に抑える的確なベタオリ技術。 |
| 個人PV・MV Ptへの貢献 | 開幕から抜群の着順と高い安定感を見せており、チームの首位独走に向けた牽引車としての期待。 |
長年のファンにとっても、復帰後の朝倉選手が見せる「力強く自由奔放、かつ繊細な麻雀」は非常に魅力的です。復帰シーズンにおいて彼がどのようなドラマを描いていくのか、今後の対局からも目が離せません。

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